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太平洋情報
2008年11月第1週〜第4週
11/3 Fiji Times PIR
フィジーの航空会社、エアーパシフィック社が東京便を廃止し、新しく香港便を就航させる。

エアーパシフィック社は、週3回就航していたナンディ・東京便を来年3月に廃止すると発表した。同路線は過去4年間で総額1900万米ドル以上の赤字を累積したことが廃止の原因である。他方、同社は、来年6月より週1回香港便を就航させる予定である。日本人観光客は中国、韓国、東南アジア等、日本から近い観光地を選ぶ傾向が強くなったと指摘されている。過去3年間、同社は日本市場を開拓するために様々なマーケティングを行い、特別価格を提示してきたが、フィジーにおける2006年の軍事クーデターのような事件によって不安定な観光市場は大きく揺さぶられた。香港は中国、日本等のアジア諸国、イギリス、欧州大陸からの航空便を結ぶ結節点の役割を果たしている。香港便の就航により、海産物、熱帯果樹等をフィジーから輸出する機会が増えると期待されている。
11/3 Fiji Times PIR
WHOが太平洋諸島地域におけるデング熱の拡大を警戒している。

WHOは、フィジー、サモア、ニューカレドニア、キリバスを中心に太平洋諸島地域において3千例のデング熱感染者が発生したことを明らかにした。デング熱は関節の痛み、頭痛、発熱、発疹を症状とするが、蚊によって感染するため、WHOは、旅行者は蚊に刺されないように各自注意するように呼びかけた。
11/6 SIBC PIR
南太平洋大学は98のコースを廃止する予定である。

南太平洋大学は、98の人気のないコースを廃止する予定である。同大学のラジェッシュ・チャンドラー副学長は、多くの学生が集まらないコースを削減するなど、大学運営コストを減らすために多くの手法を実施しようとしていると述べた。その他、旅費、インターネット使用、電気、電話、各種購入等に関する経費も削減していく予定である。学部の数も現在の4学部から3学部に減らされるであろう。
11/8 Radio New Zealand International PIR
トリビヨーン氏がパラオの大統領に選出された。

対立候補のチン氏から敗北を認める電話を受けて、ジョンソン・トリビヨーン氏がパラオの新しい大統領に選出されることが決まった。海外における投票結果をまって、正式にトリビヨーン氏の大統領選出が決定される。同氏はパラオの経済発展に対する明確な政策の提示が自らの勝因となったと分析し、「米国からの援助金が減少していくなか、外国援助への依存を減らし、外国投資をさらに推進して自立経済を実現する必要がある。」と述べた。
11/12 Saipan Tribune PIR
63年ぶりに第二次世界大戦中の退役軍人がテニアン島を訪問した。

第二次世界大戦中のマリアナ戦役に参加した米軍爆撃部隊の退役軍人が初めて、テニアン島を訪問し、原子爆弾の搭載場所を訪問する。退役軍人のアンソニー・プラクセル氏は当時、テニアン島にいたが、原爆が島にあったことを知らなかった。プラクセル氏は「米政府は日本への侵攻を計画していたが、私個人はそれを知らなかった。原爆によって多くの人の命が救われた。」と述べた。プラクセル氏は現在83歳であるが、マリアナ戦役に参加した退役軍人に与えられる勲章を受け取るために米国記念公園で行われる「退役軍人の日」の式典に参加する。
11/13 Solomon Times PIR
ソロモン諸島において自殺者数が増加している。

かつてないほど、ソロモン諸島における自殺者数が増加している。正確な統計データはないが、オロタロア精神科医は「自殺者、自殺未遂者の多くは若者である。若者の鬱状態を解消する方法として、地域の老人や教会牧師に個人的な問題を若者が相談する機会を増やすことも重要である。」と述べた。自殺に関する研究調査によると、自殺は年齢や社会的背景の違いにかかわらず起こりうるものであるが、中でも精神病の患者、自殺未遂者が自殺を最も起こしやすい人々であるといえる。女性よりも男性の方が自殺者が多い。
11/15 Samoa Observer PIR
サモアにある日系の自動車部品製造会社が従業員を解雇する予定である。

矢崎サモアは来月、80人の従業員を解雇するだろう。海外における自動車販売の不振が今回の解雇の原因とされている。解雇される従業員は同工場の管理、技術、他のサービス部門の人々であり、自動車部品製造部門の人々は含まれていない。しかし今後、トヨタ自動車からの注文量に従って、従業員が過剰になるかどうかが判断されるだろう。また、燃料費の高騰もまた、従業員解雇の主な理由の一つであった。
11/16 Matangi Tonga PIR
800人のトンガ人が季節労働者としてオーストラリアで働く。

オーストラリアの農地で働くため、来年7月に、トンガから季節労働者800人が出国する予定である。オーストラリアのニューサウスウェルズ州において、アーモンド、玉ねぎ、ジャガイモ、他の作物の収穫作業に、21歳から45歳までのトンガ人労働者が従事する予定である。オーストラリア政府の太平洋季節労働者パイロット事業と呼ばれるプロジェクトによって、合計で2500人の島嶼国労働者が7ヶ月間、オーストラリアで働くことが許可される。トンガとバヌアツからそれぞれ800人、パプアニューギニアから650人、キリバスから250人がオーストラリアで働くことになろう。
11/20 Palau Horizon PIR
日本政府がパラオの動物保護事業のために1万5千米ドルを無償支援する。

日本政府は、動物が有する病気が人間に感染しないような対策を実施するために、パラオ動物保護協会に対して1万5千米ドルの無償資金を提供した。動物が有している病気が人間にも感染するおそれがあり、感染しないための防御策を実施しないと、パラオの観光業、経済発展全体に対しても甚大な影響を与えるだろう。
11/24 Saipan Tribune PIR
北マリアナ諸島において糖尿病が最大の健康問題になっている。

北マリアナ諸島政府の公衆衛生局が、同諸島における糖尿病罹患率の増大という危機的状況に直面している。同諸島における全人口の約30%の人々が血液中の糖濃度が平均値よりも高いという結果がでている。各種の糖尿病対策も実施されている。先週土曜日には、サバル・マーケットの近くで「家族健康啓発の日」というイベントが開かれ、血液中の糖濃度の測定等の無料健康診断のほか、音楽、ダンスが行われた。
11/26 SIBC PIR
台湾は自らの経済的危機状況にもかかわらずソロモン諸島の支援を継続して行っている。

台湾は自らが、これまでにない程の深刻な経済的危機に直面しているにもかかわらず、ソロモン諸島が世界的な金融危機に対処できるように支援していくとの方針を台湾政府は明らかにした。台湾政府は、ソロモン諸島における地方開発基金に対し140万米ドルを援助する。その他、台湾政府は、ソロモン諸島政府の訓練・教育賞のために96万1千米ドルの支援を行う。
11/26 Radio New Zealand International PIR
フランス政府は軍事基地用地を仏領ポリネシア政府に譲渡する。

フランス政府は、タヒチにある軍事基地を1ユーロで仏領ポリネシア政府に譲渡する予定である。27ヘクタールの軍事基地は今後、経済開発用地として転用されることになるだろう。経済開発計画が策定されるまで、軍事基地は閉鎖されない。仏領ポリネシア政府も、フランス政府の方針を歓迎し、跡地を研究や訓練等のために活用したいと考えている。1996年に仏領ポリネシアにおける核実験が終了したあと、基地機能の縮小が始まった。